日常会話をマスターするには、どの位の期間が必要ですか?

個人差があり一概には言えませんが、毎週2時間・約半年間勉強すれば、一通りの初級文法を習得でき、一人で旅行に必要な日常会話レベルには充分達することが可能です。

会話力を向上させるには、どうしたら良いですか?

目を通して頭で考えるのではなく、言語を音響的に学びましょう。
耳から音を何回も聴きそれを大声で真似し、できるだけ暗記する事を心がけて下さい。
一つずつの単語で覚えるのではなく、一つながりの文章で覚えましょう。
それと平行して、基礎文法を一通り理解しておく事が、より効果的に会話を向上させる助けになります。

会話は年齢に関係なく上達できるでしょうか?

年齢が高くなるにつれ記憶力が衰えるため、若い時から始める方が望ましく、上達も早いのは確かです。しかし、会話は毎日の積み重ね・繰返しが大切です。
大人は語学を知識として学習する傾向が強く、文法力・読解力等は向上しますが、会話力はなかなか上達しません。間違えを気にせず、童心に返って大声で話しましょう。
スペイン語の音を毎日聴き、大声で繰返し練習する習慣をつければ、きっと自然に進歩します。

プライベートレッスンとグループレッスンは、どちらが良いですか?

どちらが良いとは一概に言えません。
自分の勉強したい事や、会話力を短期間に向上させるにはプライベートレッスンが有効です。
しかし、会話は他人に耳を傾ける事も大切ですし、仲間同士の対話の楽しさがあるという点では、グループレッスンの長所もあります。

自分の語学レベルは、どの程度ですか?

上級・中級・初級・入門どこに入るのか判断する事は、実際はかなり難しいのです。
とりあえず、読解力・文法力・作文力・会話力と4つに分類する事にします。全ての分野に優れている人は少ないからです。各自それなりに得手な分野があり、会話力に優れていても、読解力・作文力が足らない人もおり、難しい西検に合格しても会話が苦手な人もいます。
海外に長年生活経験のある人は会話力は優れている人が多いのですが、逆に作文力・文法力に乏しく、日本国内のみの学習者は読解力・文法力が優れていますが、話す機会が少ないため、会話力が乏しくなりがちです。
自分が何に重点を置いて勉強したいかにより、それに合ったレベルと判断すべきです。

どのような先生に習うのが良いですか?

「自分が好きになれる、尊敬できる先生」にめぐり会える事がベストです。
語学の上達が目標ですから、熱心に教えてくれる先生でなければなりません。
大学教育を受け、教師資格を修得した講師が教えていますか?という質問をよく受けます。意図は分かりますが、肩書きで選択するのは正しくありません。教えるのが上手である事と、学歴・資格とは別なのです。
まったくスペイン語の分からない入門者でも、既に義務教育で基礎力のある英語と混同して、絶対ネイティブに習いたいと考えがちです。しかし、当初は日本語での補足説明が必要ですから、いきなりネイティブに習うより日本人講師の方が効果が上がります。また、特殊な資格試験対策でも同様です。
レベルが中級以上の方は、本来、ネイティブとのコミュニケーションが目標ですから、ネイティブに付いて発音・スピードに慣れる事が必要です。また、異国文化の吸収、外国人的な物の見方・考え方も同時に身に付けて下さい。

中南米系の講師にスペイン語を習っても問題ありませんか?

全く問題ありません。
人それぞれ話し方が異なるように、同じ国民でも男女・年齢・環境などにより、音の高低・話す速度・言い回しなどが異なります。
本校では、アカデミア学会で正式なスペイン語と認定された、スペイン本国のカスティーリャ語に基づいた指導をしています。
細かい単語上の意味の違いや表現方法は、各国で違う場合はあっても日常コミュニケーション上は全く支障は生じませんし、それぞれの国の表現方法を多面的に学ぶ事も大切です。

海外留学の為に、何を準備すべきですか?

よく、外国へ行くだけで自然に語学が上達すると考える人がいますが、それは大いに間違っています。
確かに、外国に長年生活すれば音が常に聞こえてきますから、年月が経てば何となく相手が言おうとしている事を想像し、理解できるようになるかもしれません。しかし、大人になってから外国語を学ぶ我々は、なかなか話せるようにはなりません。ぜひ、語学の基本的文法力をできる限り日本で学習しておいて下さい。その上で外国で会話力を向上させて欲しいのです。海外では初めての体験が多く、緊張しがちです。少しでも語学力があれば、精神的にゆとりができます。
我々日本人は自分の国についての知識が欠けていて、いざ質問されるとうまく説明できません。日本の伝統文化、経済、政治、歴史、地理についての知識を学習しておく事も大切です。また、相手国に関する知識も調べておきましょう。

会話に日本語訳は必要か?

とにかく訳して、据わりの良い日本語に置き換えないと気が済まない人がいますが、日本語を通してスペイン語を理解しようとする事は、特に会話力を伸ばしたい人にはあまり意味がありません。
「聞いて理解する」のと「訳して理解する」のとを区別する必要があります。単語単位で日本語訳をするのではなく、文の内容を全体で理解する事が大切です。
同時通訳をしている人が、bとv、rとlが聞き分けられなくとも、文の前後関係からほぼ100%理解できるのは、翻訳作業とスペイン語を理解するのとは別だからです。
例え、適切な日本語訳が不可能でも、こういう状況ではこういう風に言うと覚えればいいのです。
でも、翻訳家を目指す方はその内容に関する文件を熟読して、専門的な言い回しを学習し、日本語らしい言葉の訳をして下さい。
日本語を介せずにスペイン語が理解できるなら、本当はその方が素晴しいのではないでしょうか。日本語と外国語は言語構造が異なり、必ずしも一対一の関係できちんと対応していませんから、辞書を引いて何となく意味が判ればそれで良い場合もあります。

スペインのスペイン語と中南米のスペイン語の違いは?

発音・文法体系・単語など多少の違いはありますが、意思の疎通に事欠くほど大きな差はありません。
発音では、中南米はアンダルシア方言と同様、〔θ〕のかわりに〔s〕が用いられ、音節末のsが弱い。また、yeismoという現象もあり、llをヤ行音で発音する。(ペルー、ボリビヤを除く)地域によって、ジャ行、またはシャ行に聞こえる。スペインの中でも方言があり、アンダルシア方言としては、chをシャ行音のように発音し、音節末s,dが弱まる。za, ce, ci, zo, zuを〔θ〕でなく、〔s〕で発音する(これをseseoといいます)などの違いがあります。
一般にスペイン人の話し方に比べ、中南米のスペイン語はゆったり聞こえます。
文法では、中南米は二人称複数形、vosotrosの代名詞・動詞が使われません。アルゼンチン・ウルグアイ・中米などでは、vosという二人称を多用します。スペインでは「彼を」表わすのに「彼に」と同形のleを用います。これをleismoと言います。中南米では「彼を」はloで示します。ただしエクアドル・パラグアイなどではleismoが認められます。中南米では現在完了形はほとんど使われず、瞬時過去で代用します。
単語では、スペインはcamionといえばトラックの事ですが、メキシコではバスを表わします。「郵便切手」はスペインではselloと言いますが、中南米のある国ではtimbre、またある国ではestampillaと言います。

両地域で異なる主な単語を参考までに記載します。

スペイン中南米
自動車cochecarro
ジャガイモpatatapapa
上着chaquetasaco
切符billeteboleto 
美しいbonitolindo 
トイレserviciobaño
ジュース zumo jugo
エレベーターascensorelevador

メヤーモ・エビスが正しいか、メジャーモ・エビスが正しいか?

両方正解です。スペイン語圏の人達は、「ヤ」と「ジャ」と「リャ」の聞き分けがはっきりとできません。彼等が逆に日本語を習う時に「山」ヤマと「邪魔」ジャマの区別ができないのです。

どんな方が学んでいますか?

小学生から80代まで幅広い年代の方が当校で学んでいます。
学習目的も様々、旅行・留学・仕事・スペイン語圏への転勤に備えて・大学のスペイン語科の補講、趣味・フラメンコやタンゴ、サルサなどスペイン語圏の文化を習われている方・西検、DELE,通訳ガイドなどの試験対策・等々。
よってレッスン内容も多岐に渡ります。スペイン語専門校の「恵比寿スペイン語センター」だからこそフレキシブルに学習が出来る利点をフルに活かしてください。

あなたもスペイン語の世界に仲間入りしませんか!

¡Vamos a aprender español!